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最適化問題

一般的な最適化問題(P)は,不等式制約,等式制約,上下限制約を有しており,以下のように定義できる.
$\displaystyle \arraycolsep=1mm
(P)
\begin{array}[t]{ll}
\mbox{minimize} & f(\mb...
...$}) = 0,\; j=q+1, \dots, m \\
& l_i \le x_i \le u_i,\; i=1,\dots,n
\end{array}$     (1)

ここで, $\mbox{\boldmath$x$}=(x_1,\cdots,x_n)$$n$ 次元決定変数ベクトル, $f(\mbox{\boldmath$x$})$ は目的関数, $g_j(\mbox{\boldmath$x$}) \le 0$$q$個の不等式制約, $h_j(\mbox{\boldmath$x$})=0$$m-q$個の等式制約であり, $f,\; g_j,\; h_j$は線形あるいは非線形の実数値関数である. $l_i,\; u_i$はそれぞれ,$n$個の決定変数$x_i$の下限値,上限値である.

目的関数および制約条件がともに線形の場合が線形計画問題,その他の場合が非線形計画問題である. ここでは,不等式制約および等式制約のない問題の最適化について説明する.



takahama 2007-07-13